はじめてのTOEIC準備編

まずは「大学卒業レベル」の600点をめざそう!

TOEIC600点は、日本国内での就活や転職に有利になる基本的なスコアです。また英語の基礎を固めれば比較的取得しやすいスコアです。

2020年1月のテストにおける受験者の平均スコアは「581.2点」。この結果から600点を取得した場合、平均スコアを上回る実力を持っていることになります。

(資料はTOEIC公式ページより)

TOEIC600点レベルを他の資格に当てはめると、以下のようになります。

  • 英検:2級
  • TOEFL:69〜79点
  • IELTS:5.5〜6.0

TOEICの公式ホームページで、600点の英語力は以下のように例えられています。

【できること】

  • 日常会話であれば要点を理解し、応答できる
  • 基本的な文法や構文は身に付いており、自分の意思を伝える語彙を持っている

【難しいこと】

  • 複雑な場面における的確な対応や意思疎通ができないこともある
  • 正確さや流暢さに個人差があらわれる

参考:TOEIC「PROFICIENCY SCALE TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」

基本的に、日常生活や旅行で困ることはないかと思います。

しかし海外出張など、仕事で英語を使えるレベルにはまだまだ達していません。英語の専門用語やビジネス用語を使って議論できるほど、語彙力や文法力がないからです。

ではスキルごとのレベルを見ていきます。ここからは、TOEICが公式に発表している以下のガイドラインを参考にしています。

参考:TOEIC「Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)」

①まずは単語力強化

600点を取るためには、約4,000〜5,000の単語が必要です。この数は、高校や大学受験で勉強する単語力に近いといわれています。

②リスニングは「大量に聴く」

600点を取るために、リスニングで必要なスコアは「275〜370点」となります。

・275〜370点取得した人ができること:短い会話や語彙が簡単な会話、長くても情報がくり返される会話が聞き取れる。

つまり、日常会話や簡単な定型文、また旅行など定番の会話フレーズがある場合は、聞き取れることが多いです。例えば毎朝のあいさつ、入国審査、ホテルのチェックインなどです。

しかし、600点でも、語彙が難しい会話やネイティブによる早口の会話などは、なかなか理解できません。

そのため大学の授業など、専門的なことを聞くときはもう少し高いレベルが必要となるでしょう。

③リーディング

600点を取るために、リーディングでは「320点ほど」のスコアが必要となります。

・320点取得した人ができること:中級レベルの語彙が理解でき、限られた長さの文章の意味が推測できる。よく使用される文法が分かる。

つまり、物語などそれほど長くない洋書は読むことができますが、専門書などを読むことは難しいです。

旅行に例えてみると、入国カードなどの項目は理解できますが、博物館などの専門的な説明書き、現地の旅行会社からの長文のメールなどは分からないことがあります。

上記のことからTOEIC600点は、英語初心者が最初に目指す基本的なレベルといえるでしょう。

TOEIC600点を取得するのに必要な勉強時間

基礎を習得した大学生や社会人が600点を取得するには、3ヶ月で約300〜400時間の勉強が必要です。英語の単語や文法などの復習をしながらTOEICテストの対策も必要なので、これくらいの勉強時間は欠かせません。

この時間は平日は2〜3時間、土日は7〜8時間の勉強をすることで達成できます。

つまり、以下のような配分になります。

  • 1週間:24〜31時間
  • 1ヶ月:96〜124時間
  • 3ヶ月:288〜372時間

ここで、TOEICで600点を取ったときの周りからの評価をについて書いておきます。

学生の場合:就活で英語力をアピールできる

学生がTOEICで600点を取得していると、就活で英語力をアピールできます。

大学生の平均スコアは、500点ほどです。大学生のあいだに600点を取得していると、平均以上の英語力を持っているといえるでしょう。

また就活のエントリーシートにおいて、TOEICスコアは600点から記載できます。逆に、600点を持っていないとアピール材料にはなりません。

就活で英語力をアピールしたい場合、600点は取得しておきたいスコアです。

社会人の場合:転職活動で有利に働くこともある

社会人がTOEICで600点を取得していると、一部の企業において転職活動で有利になることがあります。

一部の企業では、採用や昇進、海外駐在の選考において、TOEICスコアをもとに英語力を確認しています。その場合、最低ラインとなるのが600点です。

基本的に中小企業やメーカーなどは、600点を持っていると「英語力がある」と見なしてくれることも少なくありません。

ただし大企業では、600点のスコアはアピール材料になりません。そもそも入社に必要なスコアを「700点以上」と設定していることが多いからです。

社会人の場合、TOEICで取得しておきたい最低ラインが600点です。

続いては、TOEIC600点を取得するための勉強法のポイントをお伝えします。

600点を取るためのポイントは、

  • 毎日勉強する習慣を作る
  • 英語の基礎を固める
  • TOEICの解き方のコツを身に付ける

毎日勉強する習慣を身に付ける

1つ目は「毎日勉強する習慣を身に付けることです。

英語力は、数日で大きく伸びるものではありません。またTOEICスコアがなかなか伸びないときは、勉強時間が足りていないことも多いです。

そのためまずは、毎日1〜2時間だけでも勉強する習慣を作ってみてください。3ヶ月ほど続けることで、600点の取得に必要な勉強時間である200〜300時間を達成できます。

コツコツと学習を続けることで、英語力も少しずつ伸びるでしょう。

英語の基礎を固める

2つ目は「英語の基礎を固めること」です。

TOEIC600点は、英語力を示す基本的なラインだとお伝えしました。そのため取得するには、英語の基礎を固めておく必要があります。

また長文は単語や文法など、英語の基礎が固まっていないと理解できません。文章は単語や文法を組み合わせて作られており、リスニングやリーディングはその文章がいくつもまとめられているものだからです。

特に600点は、高校英語までの語彙が理解できるレベルなので、英語の基礎を固めることで、スコアアップが期待できます。

③TOEICの解き方を身に着ける

3つ目は「TOEICの解き方のコツを身に付けること」です。

実はTOEICの問題をすべて解くには、かなりの時間を必要とします。「問題を順番に解いていては、時間内にすべて解き終わらない」といわれるほどです。

そのためパートごとに「早く解けるテクニック」を知り、時間内に解き終わるように時間配分を考えましょう。

単語の勉強法として、

  • 1冊の単語帳をくり返して使う
  • TOEIC頻出単語を中心に覚える

の2つを見ていきましょう。

勉強法①1冊の単語帳をくり返して使う

1つ目は「1冊の単語帳をくり返して使うこと」です。

TOEIC対策の単語帳はたくさん販売されていますが、何冊も買う必要はありません。同じ単語帳を何度も使う方が、覚えられない単語をくり返して確認できるからです。

勉強法②頻出単語を中心に覚える

2つ目は「TOEIC頻出単語を中心に覚えること」です。

TOEICでは、同じ問題や単語が何度も出されます。

頻出単語を中心に覚えることで、問題の英文も理解しやすくなります。

次はリスニングの勉強法として、

  • 毎日英語を聞いて慣れる
  • パート3、パート4の問題を先読みする

の2つを紹介します。

勉強法①毎日英語を聞いて慣れる

1つ目は「毎日英語を聞いて慣れること」です。

リスニングに苦手意識を感じる理由は、主に英語を聞き慣れていない、英語を聞く機会が少ないこと。

また聞き慣れていない人は一言一句を聞こうとするので、少しでも聞き取れないと「分からない……」と感じてしまいがちです。

英語に慣れて、文章などまとまりで聞く練習をすることで、TOEICに必要なリスニング力は伸びやすくなります。

通勤時間や寝る前の時間を活用して、英語を聞き続けてみましょう。その英文は、参考書に付いているCDなどがおすすめ。

勉強法(2)パート3、パート4の問題を先読みする

2つ目は「パート3、パート4の問題を先読みすること」です。

パート3、4は問題に設問文が載っています。そのため英文を聞く前に「どのようなことを聞かれるのか」と、心の準備はできます。

聞き取るべきポイントをしぼってリスニングができるので、答えも見つけやすいです。

TOEIC600点ははじまり。目指すべきゴールは?

ところで、みなさんはどうしてTOEICスコアを取ろうと思われているのでしょうか

「就職や転職で有利になるため」「ある程度の英語力を持ちたいため」など色々理由があると思いますが、多くの方は英語力を持つためという目的に集約できるのではないでしょうか。

でも、600点では履歴書に記入しても採用担当者にインパクトを与えることはできません。

800点からが「英語ができる、できない」と判断される目安となっているからです。

では、600点の人と800点の人の違いはなんでしょうか?

それは、どれだけ英文法や英語の品詞などの知識を正確に体得しているかです。

TOEIC600点代の人は、「何となくこうかな」といった自分の感覚で問題を解いている割合が多いのです。

まずは600点で基礎固め。次に「使える英語」「英語を使える人」としての800点台をめざしましょう。

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